教員インタビュー
教員生活をインタビュー
学校での生活やプライベートまで・・・
山本先生(以下、山)、インタビュー(以下、イ)

- 所属 : 山本研究室(生体物理薬学)
- 名前 : 山本いづみ 先生
- インタビュアー : 近藤、高道
好きな食べ物は…?
- 山 : 好きな食べ物はねー、うーん、そう、いろいろ考えたんだけどあんまり執着はないんだけど…。でも、お魚とお肉どちらがいいかって言うとお魚かな。
- イ : えっ、そしたら甘党ですか?辛党ですか?
- 山 : 両方。甘いものも好きだけど、お酒も好き。ただ、甘いものはそんなにたくさんはいらない。なんか最近流行のケーキバイキングとか苦手…。
- イ : あー、そうなんですか…。お酒は結構いけますか?
- 山 : うーん、いわゆる強いってわけではないけど、弱くはないかな。
- イ : え、ご出身はどこなんですか??
- 山 : 四国の愛媛県です。
- イ : あ、だからあんまり関西弁ではないんですね。
- 山 : でも雑談とかの時は結構(関西弁が)入ってくるけどね。
- イ : そうなんですか?。
マイブームは??
- 山 : 仕事とかで出張に行ったときに、お土産としてゴマのスイーツとかを選んじゃう。
- イ : あー!黒ゴマとか…。
- 山 : そうそう、とくにおたべの黒ゴマ味が好き。
- イ : 和菓子とかもお好きなんですか?
- 山 : 和菓子大好き。昔、高槻に住んでたときは、近くの西武デパートで和菓子を買って、家で家族とお茶しながらよく食べてたんだ。今住んでる所に和菓子を売っている所がなくてちょっと困ってる…。兵庫はやっぱりおいしい洋菓子店が多いからね。
- イ : 兵庫は断然洋菓子ですからね。
宝物はありますか?
- 山 : うーん、やっぱり家族かな。結構仕事しているので、みんなが思いやってくれないと仕事が続かない。やっぱり感謝するって言ったら主人だったり、子供だったり。さっきも言ったけど、食べ物に興味がないみたいに、形としてあるものではないかな。
- イ : 家族ってかけがえのないものですよね。
休日の日はどのように過ごされてますか?
- 山 : 家にちょっとした庭があって、そこにちょっと花を植えたりしてます。ガーデニングみたいな大きなものではないんだけど。もうすぐ春で芽が出てくるときだから、ちょっと植えたりとかしてますね。
- イ : 買い物とかは?
- 山 : 「よし、買おう」って思わないと買わないんですよ。ちょっとデパートとかで見るとか、ただ回るだけとかはしない。
- イ : そのほかには何かありますか?
- 山 : 夏休みとか長期の休みとか取れたら旅行かな。子供がちっちゃいときは2泊や3泊とか宿泊して、子供とテニスをしたりとか、遊園地に行ったりとかしてました。今でも年に2回は行ってます。
- イ : 特にお気に入りの場所は…。
- 山 : やっぱり夏の北海道!!
- イ : なるほど!避暑地ですね。
- 山 : そう、とにかく関西の暑いのを抜け出したい。だけど、今一番行きたいのは沖縄とか。
- イ : いいですね〜。
- 山 : 沖縄って言っても八重山諸島とか、すごくいいって聞いたからね。でもなかなか行けないんだけどね。
- イ : 遠いですからね。
お勧めスポットはどこですか?
- 山 : さっき言った北の北海道はいいんだけど、最近は西宮北口にできた阪急西宮ガーデンズは好きだな〜。なんかあそこは関西にはあまりないショッピングモールだなーって思って。この周辺では違った感じでいいかなーと。梅田とか三宮とまた違った感じでね。
- イ : 最近できたばかりできれいですからね。
好みのタイプは…?
- 山 : そうね〜。今の主人が好みのタイプじゃないって言ったら怒られるね(笑)
- イ : (笑)顔のタイプとかはありますか?
- 山 : そうね〜、好みとしてはあまり濃い顔は好きではないかな。そのことに関しては今の主人は好みのタイプかな(笑)
- イ : 好きな芸能人とかは…?
- 山 : そうねぇ〜、特には…。あ、昔はマカロニウエスタンって言う…
- イ : え…、知らない…(笑)
- 山 : そうだよね(笑)イタリア人がつくった西部劇みたいのがあって、それに出ていた俳優さんが好きだったかな。
- イ : そしたら外国人なんですね。そしたら性格とかは…?
- 山 : 性格とかは…うーん、なんと言ったらいいんですかね(笑)そうだな、亭主関白は半分嫌なんだけど、結構引っ張ってくれる方が良いかな。でも「はい」って言って、ついて行くばっかりじゃないんだけどね(笑)まぁ家では好き勝手言ってます(笑)
- イ : (笑)
先生の出身大学は?どんな学生でしたか?
- 山 : 京都大学です。
- イ : すごいですね〜!!どんな学生生活を送られてたんですか?
- 山 : 四国から一人で出てきて、今の学生のみんなさんは結構きれいな格好をしてはるけど、結構きちゃない格好で〜(笑)京都なので、最初はいろいろなところに行ってたんだけど、だんだん「いつでも行けるや」と思ってしまうと結構行かなくなっちゃって…。学生生活は学生らしい感じだったかな〜。別に変わった学生生活送ってないかな(笑)
- イ : 大学生活で得たものとかありますか?
- 山 : 指導を受ける先生がたまたま留学することになっちゃって、実験の内容を教授に相談することになったの。そしたら、研究室で今までやったことのない実験をしようってことになって、まだ誰もわからないことをすることになったの。なんかやっとけば何かでるでしょって。誰にも聞けないことをやることになって、自分でわからないなりに調べることをしたことが、私の中で一番得たことかな。「自分で考えて自分で調べること」、「自分なりにやってみること」、今の学生さんに言いたいことかな。
- イ : でも何もわからないことからだったらかなり大変ですよね。
- 山 : それはそうですね。失敗ばかりだった。書いてあることをしてもちゃんとできなかったりとか。マスターのときに、失敗してもいいからやってみようって思えるようになったから、それはよかったことかな。
- イ : やっぱり院まで出られたんですか?
- 山 : はい、修士課程をでました。
- イ : 留学とかされたことありますか?
- 山 : 留学はしてないんだけど、修士を出て大学で助手をしていたときに主人が留学するって言ったから大学を辞めちゃって、主人と一緒にアメリカに1年間いました。ニューヨークのマンハッタンに住んでました。
- イ : かっこいいー!!
女子大ならではのエピソードは?
- 山 : 授業とかでちょっとおもしろいことがあるじゃないですか、そんな時はやっぱり共学の大学より笑い声が1オクターブぐらい違うんですよ。
- イ : (笑)
- 山 : 私はずっと共学で、男子とも一緒にいるわけじゃないですか。声の高さも違うんだけど、あと笑うところも違う。また、教室に入ったときのにおいも違う。
- イ : あ〜。
- 山 : お化粧などのにおいがあるのが、やっぱり男子の多いところとは違うかな。
- イ : やっぱり女子大ですからね。
今している仕事は?
- 山 : 今は研究をしてなくて、教育の方にかなりどっぷりって感じです。
- イ : あー、だから先生の授業は的確でシンプルでわかりやすいです。
- 山 : それはどうもありがとうございます(照)
- イ : そしたら今は国試対策とかを…。
- 山 : そうそう、そっちの方をしなくちゃと。
- イ : これから(6年制になったので)変わるじゃないですか…。
- 山 : そうだね、国家試験が大幅に変わるからね。
- イ : はい。CBT(computer-based testingの略でコンピューターを用いた試験)とか…。
- 山 : そうだよね、大変だよね〜。でもね、CBTは基礎的な問題が出題されるので、一応それほど対策しなくてもできるはずだよって前提になってるんで…(笑)
- イ : えぇ〜!?!?
- 山 : だから、1年生から4年生まで勉強がちゃんと身についていればちゃんとできますよっていう前提のものなので、だから、皆さんも頑張ってください(笑)
- イ : あ…ハイ…(苦笑)でも全然知りませんでした。
- 山 : だから、これに四苦八苦していたらだめですよってこと。でも、我々も経験がないじゃないですか。来年度以降が初めてのことになるわけで、今年の12月から1月にかけてCBTとOSCE(objective structured clinical examinationの略で態度・技能を確認する試験)の試験があるんだけれども…、その後は5年生になって実習があるじゃない。調剤って言うのは薬剤師免許がないと出来ないものなのね。ちゃんと見習いとしてできるだけの力がありますよっていうことを確認するのがCBTであり、OSCEなの。
- イ : なるほどー。私たちもちょっと先のことでわからないことが多いんですが、実習っていうのはどのくらいの期間やるんですか?
- 山 : 病院実習が2ヶ月半、薬局関係が2ヶ月半、行く前の実習が1ヶ月で、トータルで半年かな。そのための「大丈夫ですよ」っていうお墨付きとして、その2つの試験があるわけ。だから、その試験に通らないと実習にいけないし、ていうか通ってもらわないと困るし。
- イ : あぁ〜、そうですね(苦笑)
武庫女生のイメージ・メッセージは…?
- 山 : 武庫女生のイメージは、「おとなしくて素直なお嬢さん」っていうイメージかな。それはいい意味でも悪い意味でもとれて…。ここに非常勤で来始めたとき、外部から来る人に対しても挨拶をしてくれる頻度がすごく多かったことが新鮮だったんだけど、常勤になってしばらくして武庫女生を見ていたら、何か物足りないんだな。人の道を外れたりするのはよくないけど、もっと面白い人がいてもいいかなと思う今日この頃です!
- イ : あぁ〜、なんかちょっと単調な…
- 山 : うん、なんかみんなおとなしい感じで収まてる感じで、言われたらちゃんとやるんだけど、自分から何かをしようとか、人を引っ張っていこうとかそういう風なイメージの人が少ないかなと…。「ちょっと精神的に弱い感じ?」先生に言われて「はいはい」って言うけど、先生となにか議論を戦わせるイメージがないかな。だから、武庫女生にはもっと自分でいろいろ考えて行動して欲しいです。これから薬剤師になるためにもね。いろんなことに問題意識をもって、調べるとか提案するとか、そういうことを積極的にすることが必要かな。
- イ : なるほど。アドバイスありがとうございます。
最後に今、進路に悩んでいる受験生にメッセージをお願いします。
- 山 : 今の世の中、やっぱり男性が引っ張っていますよね。そのなかで頑張っている女性が変に目立っている感じになって、女性が実力をつけるのが難しい場合もあると思います。女子大だと、女性だけで企画、運営しなければならないので、実力をつける訓練の機会が多くなるところが良いところかなと思います。
(2009年2月27日インタビュー)
