はなやかな初夏の季節になりました。
2022.04.27
冷室に釣鐘状のベラドンナの花が咲きました。
ベラドンナに含まれるアトロピンには瞳孔を大きく開く作用があるので、
瞳の大きい人の方が美しいと感じることを知った中世ヨーロッパの貴婦人たちは、
ベラドンナの果汁を薄めて目に差していたそうです。
他にムラサキ、アカヤジオウ、カイケイジオウなども見頃です。
また、薬樹園では珍しいロソウの花を見ることができます。
ぜひ一度、薬用植物園に足を運んでみてください。
| 名前 | ベラドンナ |
|---|---|
| 学名/科名 | Atropa belladonna L. |
| 生薬名 | ベラドンナコン(ベラドンナ根) |
| 薬用部位 | 根 |
| 薬効 | 鎮痛・鎮痙・副交感神経遮断 |
| 産地 | ヨーロッパ、西アジア |
| 名前 | アカヤジオウ |
|---|---|
| 学名/科名 | Rehmannia glutinosa /ゴマノハグサ科 |
| 生薬名 | ジオウ(地黄) |
| 薬用部位 | 根 |
| 薬効 | 内服薬では補血・強壮・解熱・緩下・止渇、外用では腫れものの熱をとり、肉芽形成作用。 |
| 産地 | 中国、日本、韓国 |
| 名前 | ムラサキ |
|---|---|
| 学名/科名 | Lithospermum erythrorhizon Sieb. et Zucc. |
| 生薬名 | シコン(紫根) |
| 薬用部位 | 根 |
| 薬効 | 抗炎症・解熱・解毒 |
| 産地 | 中国 |