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研究室と教員

薬剤学研究室

新たな創薬戦略で病気を治す
薬剤学研究室では、基礎研究から新たな創薬戦略を構築し、治療への応用を目指した基礎と臨床をつなぐ研究を展開しています。未だ治療方法のない難治性疾患の克服へ向けて、トランスポーターの機能を紐解くことで創薬ターゲットを掘り起こし、疾患の発生や進行、治療効果を自由自在に操ることができる技術を開発しています。さらに、既存薬物の新たな効果発現機序を見出し、糖尿病や女性特定疾患などに対する分子標的治療戦略の構築を目指した研究に取り組んでいます。これら基礎研究で得られた知見を臨床で活用し実現するために、生物薬剤学、薬物動態学、ドラッグデリバリーシステムを基盤として、薬剤の生体膜透過性の改善や経皮吸収型製剤の開発にも重点を置いています。また、生体を構成するほぼ全ての細胞が分泌する小胞エクソソームを用いた次世代薬物運搬体の技術開発を大阪府立大学、京都大学との共同研究により展開しています。

薬剤学研究室は本学薬学部創設初期の1964年に誕生して以来、卒業生は550名を超え、医療機関を中心に幅広い分野で活躍されています。学生の夢を叶え、夢を見つける研究室にて、ONE TEAM(ワンチーム)で、薬剤学発分野横断的新領域創成型の多角的アプローチにより、創薬開発に必要な新分野の開拓に挑戦しています。