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マリーちゃん

Interview

インタビュー

先生

島津 秀紀 先生

  • 病態生理学研究室
  • お誕生日:12月
  • 好きな食べ物:B級グルメ一般(お好み焼き、カレー、ラーメンなど)
  • 嫌いな食べ物:ありません(でも昆虫食のようなゲテモノは無理かも)
  • 休日の過ごし方:読書とお散歩
  • 最近おすすめの本:ジョン・ル・カレのスパイ小説 (ちなみに電子ブックKindleの辞書機能はとても優秀で、英語の原書がさくさく読めるのでお勧めです!)

Q:学生時代はどのように過ごしていましたか。

中学生の時はバスケットボール部で、高校生の時は化学部とESSに入っていました。大学時代はバスケットボール部とヨット部に所属していましたが、あまり熱心な部員ではなくて、お小遣いのほとんどは本を買うことと、音楽レコード・CDを買うこと、映画のレンタルビデオを借りることに消費していました。どちらかというとインドア派でしたね。

 

Q:研究室のアピールをお願いします。

私は、神経内科医で、パーキンソン病やジストニアなどの大脳基底核疾患の治療を専門としています。大学院生の頃に、脳神経疾患についての生理学的な研究手法を学びました。今はモデル動物やヒトを対象として、ジストニアやパーキンソン病の新しい治療法を探しています。また病態生理学研究室には本学出身の十万先生もいらっしゃるので、メタボリックシンドロームの予防につながる食品成分の探索や、生命倫理学・医事法制の研究も並行して行っています。広い視野で、いろいろな研究を進めているので、もしちょっとでも興味のあることがあれば、ぜひ研究室を覗きに来てください。

 

Q:武庫女や武庫女生の好きなところ・イメージを教えてください。

見た目は真面目で、おとなしめの学生さんが多いですね。以前は、そういうイメージを持っていましたが、コロナ禍が和らいで、学生さんたちとよく話をしてみると、けっこう芯があるというか、しっかり者タイプの人が多いことに気づきました。今どきの若い人たちも捨てたものでは無いなあ、と思っています。

 

Q:武庫女生へのメッセージをお願いします。

一番大切なのは自主性とか自発性だと思うんです。だから私から、皆さんに、『ぜひこうするべきだ』というようなメッセージはないんですけれど、学生時代に意欲を持って取り組めることがなにか見つかるといいなと思います。趣味でも恋愛でも、もちろん勉強でも、自分の内側から意欲が湧いてきて、これはどうしてもやりたい、しなければいけないと思えるようなことが見つかって、それを一生懸命にやれば、それだけ人生は豊かになります。また薬剤師国家試験はかなり難易度が高いので、本学卒業生の先輩が「薬剤師になりたいって、強く思わなかったら、絶対になれないからね!」と在学中の後輩に注意しているのを聞いたことがあります。それは、全くその通りだと思いました。在学生のみなさんは、一度は薬剤師になりたい、薬の勉強がしたいと思って、受験を乗り越えて、薬学部に入学したのだから、できれば勉強を楽しみながら、どんどん自分の知識と技術を増やしていって欲しいと思います。結局、お説教臭くなっちゃいますが、「薬剤師になりたい」という最初の気持ちを忘れないで、頑張ってください!もちろん、それ以外にも、やりたいことがあれば、夢中で取り組んでみてください。

 

Q:受験生へのメッセージをお願いします。

薬学部で学ぶ内容は、受験生のみなさんが知っている町の薬剤師さんの姿からは想像できないくらい、とても範囲が広いです。薬学だけではなく、化学や生物学、環境衛生、医学、倫理学、様々な基礎研究・臨床研究の方法など、幅広い分野を学ぶチャンスがあります。卒業後は、薬や化粧品を開発する創薬や研究を行う人、新薬の治験をコーディネートする人、医療系の出版社やアドバイザーとして活躍する人、他にも、保健所で行政指導を行う人、自衛隊員や麻薬取締官として働く人もいます。海外の病院や製薬会社で活躍する卒業生もいます。突発する大規模災害時にも、薬剤師の活躍が期待されています。みなさんがイメージしている薬剤師の仕事に留まらず、もっと将来の選択肢や裾野が広いことを知って頂いて、ぜひ、薬学部に来て下さい!

(2022年5月7日インタビュー)

先生

在学生・卒業生