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マリーちゃん

Interview

インタビュー

先生

内田享弘 先生

  • 臨床製剤学

Q:誕生月、ご出身地を教えてください。

内:誕生月は、かに座です。私、福岡県出身です。

Q:好きな食べ物・嫌いな食べ物を教えてください。

内:そうですね…、僕、博多の人間だから、昔からお刺身とか結構好きですね。肉も食べますけど…。その他で結構好きなのがフルーツです。嫌いなものはあんまりないですね。

Q:休日の過ごし方やおすすめスポットがあれば教えてください。

内:兜山の近くとか北山植物園へ散歩します。昔は、娘たちと家内とお弁当を持って、北山植物園にピクニックに行っていました。旅行やショッピングも好きですよ。ウインドウショッピングが多いですけどね。それから、映画を見るのも好きですよ。洋画が好きで、結構いっぱい見ています。

Q:どんな洋画を見るんですか?

内:そうですね…割とファンタジーものとかが好きですね。
イ:チャーリーチャップリン出てくるみたいなやつですか?
内:いやぁ、そういうのじゃないです(笑)タイタニックを見に行ったときは、朝早くから、大勢の人が列を作っていて、すごかったです。あとは、スターウォーズとか、インディージョーンズとか、いろいろ見ていますね。

Q:学生時代はどのように過ごしていましたか?

内:中学・高校時代はバスケットやっていました。大学では、実験が夜遅くまでありました。専門課程に入ると、夜7時過ぎまで実習がありました。特に有機の実習が長く、それが思い出深いですね(笑)クラブには入らず、家庭教師のアルバイトをしたり、結構忙しかったですね。

Q:先生が学生だった頃と今とで変化があったと感じる部分はありますか?

内:これは大学の研究室ですね。昔は、大学の研究室の中では、みんな家族の様に仲が良いんですが、「親しい仲にも礼儀あり」というように、みんな挨拶はきっちりやっていました。その他には、結構イベントが多かったように思います。男女共学だったんですけど、大学の研究室生活では、野球大会とかそういうスポーツ大会とかをよくやっていました。そういった感じで、学生間のコミュニケーションとか、先輩後輩のコミュニケーション、特に研究室で、一緒に過ごす時間が多かったと思います。今は、国家試験の勉強で皆さん忙しく、研究室で実際に研究する時間が短いですが、研究室での集団生活の時間を大切にしてもらいたいなと思います。

Q:先生は進路をどのように決めてきましたか?

内:自分の意思ですね。昔から人間の命に関係する薬の開発とか、薬を使うとか、そういったことに非常に興味をもっていました。それから両親の勧め、自宅から通えるということもあって、地元、九州大学の薬学部へ入りました。そして今、こうして大学に残り、研究者・教育者として働いています。

Q:私たちが進路を考える上でのアドバイスをお願いします。

内:第一に、自分が好きな事じゃないとずっと続けていけないと思うから、好きなことを一生懸命やってもらいたいなと思います。ただ、大学時代は自分が苦手な分野にも挑戦して、自分自身の実力の底上げをしていくことも大事だと思います。そういったことを意識しながら勉強してもらったらいいかなと思います。最後、研究室選びや将来の職業は自分のやりたいことに就くのが、後悔しないという意味でも、いいんじゃないかなと思います。

Q:武庫女の好きな所や、武庫女生のイメージを教えてください。

内:ぼく今は(武庫女に来て)19年目なんですけど、武庫川来たときから武庫女の学生は非常に素直で真面目なイメージですね。これは昔から今でも変わっていません。

Q:研究室のアピールをお願いします。

内:私は薬剤学分野の基礎研究をやっていましたし、また、少し大学病院の現場も見たことがあります。そういった背景があり、世の中の役に立つ薬作りをやりたいと思い、現在の研究テーマを選んでいます。研究室の名前は「臨床製剤学」ですが、大きく3つ研究テーマがあります。具体的には「味センサー」、「臨床での注射剤の研究」、それから「ドラッグデリバリーシステム(DDS)」というのをやっています。特にDDSは今、他大学の先生方にも協力して頂いています。あと、国際学会や国内学会に積極的に参加して、論文発表や学会発表などしています。学生、大学院生には、国際化、グローバリゼーションを意識して頑張るように言っています。

Q:DDSっていうのは何ですか?

内:薬剤送達システムのことで、薬剤をそれを必要とする身体の部位(病気の部位)に必要なだけ届けることです。近年日本でもドラッグデリバリーシステムという言葉が定着しつつあります。研究室では、狭心症に埋め込みで使うようなドラッグデリバリー製剤の基礎研究をやっていて、先程お話したように、大きな大学の先生方と臨床試験とか、そういったことをしています。

Q:武庫女生へのメッセージをお願いします。

内:先程もお話しましたが、武庫女は、素直で真面目な学生さんが多く、これは非常に良いことだと思います。ただし、逆に言うと、自己アピールがちょっと苦手なところがあるんじゃないかなと思いますね。ですから、もっと積極的に頑張ってもらいたいと思います。地道に努力していく、すなわち合理的な戦略に従って地道な努力は粘り強く継続してもらいつつ、自分の特長を生かして頑張って欲しいです。基礎をしっかり作って、将来大輪の花を咲かせて欲しい。普通の人並みの努力だけにとどまってしまうのではなく、自分なりに何か工夫して、人とは違う努力を積み重ねてきたということは、自己アピールにも繋がりますし、自分の特長を生かして頑張っていって欲しいと思います。

Q:受験生へのメッセージをお願いします。

内:武庫女は、何と言っても近畿地区の女子大の中でも伝統のある学校だと思いますね。その歴史は非常に長く、薬学部だけでも1万人近い卒業生を輩出していると思います。薬剤師としてだけではなく、製薬会社の研究員として働いている方もいらっしゃいます。その他にも厚生労働省に勤めている方もいらっしゃったり、幅白い分野で多くの卒業生が活躍しています。伝統校ならではの武庫女の薬学部の実績を受験生の方には知ってもらいたいです。また、新しい学科を新設したり、他学部との連携も活発に行われていて、そういった進化しつつある武庫川も見てもらいたいと思いますね。薬学部もどんどん良くなるよう、努力したいと思います。

ありがとうございました!!

(2014年8月15日インタビュー)

先生

在学生・卒業生