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マリーちゃん

Interview

インタビュー

先生

篠塚和正 先生

  • 薬理学Ⅱ研究室(循環機能制御学)

Q:誕生日はいつですか? 好きな季節はいつですか?

篠 : 12月生まれです。昔は絶対に夏が好きだったんだけど、最近は暑すぎて…やっぱり4月かな?
イ : 暖かい季節がお好きなんですか?
篠 : 暖かいというよりも、4、5月は緑が芽吹くでしょう。次から次へと緑が芽吹いていく、あの感覚が好きです。同じ緑といっても、いろいろな緑があるので、その変化が好きです。
イ : なるほど。春はいろいろな変化が見られて楽しいですよね!

Q:好きな食べ物はなんですか? 嫌いな食べ物はなんですか?

篠 : うーん。そうだなぁ、ほとんど好きだなぁ!あんまり好き嫌いがないんだよね。
イ : すごいですね!じゃぁ何料理がお好きですか?
篠 : あ、それは日本食ですね!年齢と共に変動していくんだけど。強いて言えば、お寿司が好きです。鯖寿司が好き。
イ : 鯖寿司、私も好きです!
篠 : 鯖街道っていうのが京都にあるんだけど、道沿いに鯖寿司屋さんが多くてすごいですよ。「鯖街道を自転車で走ろう」て言ってからまだ半分しか行ってないんだけど(笑)。
イ : 嫌いな食べ物は何もないんですよね?
篠 : 挙げるなら、レバーですね。すごく感覚的なものなんだけど、肝臓って解毒機能があるでしょ?肝臓・腎臓って悪いものが溜まっていて体に悪いイメージね(笑)。理屈はともかく、昔っからだめですね。

Q:マイブームと宝物を教えてください!

篠 : 過ぎ去ったマイブームとしては「個性的なホテルに泊まる」かなあ。今は外泊がだんだんシンドクなってきて、最近は避け気味。最近のマイブームはドライブですね。
イ : かっこいいですね!誰と行かれるんですか?
篠 : あぁ、それはかみさんと(笑)。最近は若狭湾、淡路、飛騨高山とかに行きました。
イ : 淡路はサイクリングで行かれる方が結構多いですよね。
篠 : えぇ、行きましたよ。明石海峡大橋の開通イベントで、自転車で渡るっていうのがあったので、扇間先生や三宅先生と、泊りがけで行ってきました。でも当日がまさかの大雨でね。結局走れなかったんで、残念でした。
イ : それは残念ですね。それでは、宝物は自転車に関するものなんですか?
篠 : ランドナーですね。今のには10年以上乗っているんですが、トーエイのオーダーメイド自転車です。
イ : そうなんですね!自転車はどれくらい乗っておられるんですか?
篠 : 自転車は大学1年からやっていて、35~36年はやってますね。サイクリングクラブを大学時代に作って、日本横断や北アルプス越えをしたりと、いろんな企画をやりました。 職場が変わるごとにサイクリングクラブを作っています。 アメリカではマウンテントレイルとかがあるんだけど、池の中に道が入っている様なコースを走って行ったりして、すごく面白かった。
イ : すごいですね!楽しそう!

Q:休日の過ごし方、お薦めのスポットを教えてください!

篠 : 休日は何もせずにぼーっとしてるのが好きですね。あとはかみさんの買い物に付き合うくらい。仕事をしたりとかもあります。
イ : 読書はされないんですか?
篠 : まとまった時間で読むのが好きなんだけど、最近はまとまった時間が取れなくてなかなか読めてないなぁ。だからエッセイに流れますね。
イ : それでは、お薦めのスポットはどこですか?
篠 : 南アルプスの夜叉人峠かな。北岳と富士山が見えてね。360度見渡せて綺麗です。秋は紅葉が綺麗だし、冬は雪をかぶっていてとても綺麗。 世界的に言えば、断然、ヨセミテ国立公園。カリフォルニアとネバダにまたがる国立公園なんだけど、山と渓谷がすっごく綺麗です。山脈全体が国立公園になっている、広い公園ですよ。
イ : 行ってみたいです!

Q:学生時代はどのようにすごしていましたか?

篠 : マンドリンクラブとサイクリングクラブの部長をしていて、ずっとそれにかかりっきりだった。マンドリンクラブは1年の時に無理やり入れられました(笑)。
イ : わー!すごく忙しそうですね!
篠 : そうですね。サイクリングクラブは自分で立ち上げて部長をしてたし、マンドリンクラブは年に2回コンサートを開かないといけなくて。夏と冬のコンサートがあって、部長だから演奏というよりそのマネージメントで大変だった。 コンサートを開くための資金集めで広告をとりに行ったり、舞台の演出や準備やらですごく忙しかった。あとは慈善演奏に行ったりもしましたよ。刑務所で演奏した時はとても怖かった。檻の扉が、ガシャンガシャンと一つ一つ閉まっていくのが…。
イ : わー!すごい体験ですね!

Q:研究室のアピールをお願いします。

篠 : 「やる気重視」ですね。それがあれば、自分のしたい研究ができると思います。 あとは「仔細面談」。要するに細かいことは面と向かって話して決めましょうってことなんだけど。あと方針でいうと「成果主義」ですね。成果主義っていっても結果は問いません。作業仮説通りにならなかったとしても、「失敗は成功のもと」と言うように、失敗も一つの重要な情報になります。だから、成功するか失敗するかよりも、結果が出るか出ないかを大切にしています。 逆に一番よくないのは、「データを見ても何も示されていない」という状況ですね。とにかく結果をきちんと出す、というのが大事ですね。
イ : なるほど!一生懸命研究に取り組めそうです。

Q:武庫女の好きな所は?

篠 : やっぱり人間的な繋がりがあるところかな。大学だから当然繋がりはあるんだけれど、アットホームな感じが好きです。仕事上の人間関係だけではなく、教員や学生の間の人間的なふれあいに温かみがありますね。
イ : よくわかります!!武庫女に来られたのはそういった点が理由ですか?
篠 : 「教育環境と研究環境が自分に合っていた」というのが大きいですね。

Q:あと二次的な要因として、「海と山が一緒に見られる環境」というのもあります。

イ : 実際に選んで良かったと思いますか?
篠 : それはもちろん!(笑!)僕って基本的に昔は3~5年くらいで仕事変わってたんだけど、武庫女に来てもう十何年になりますね。
イ : とても良い大学だからこそですよね!

Q:武庫女生のイメージを教えてください。

篠 : 武庫女生も変わってきているけど、今でも変わらないものを一言であらわすと「謙虚」かな。
イ : 「謙虚」と言われると、私たちもちょっと嬉しくなります。
篠 : 「謙虚」ってすごく大事な事柄だと思いますね。あと、それの裏側に「芯の強さ」もあるんじゃないかと思う。「謙虚」も過ぎちゃうと、自立性や活動性に欠けてくる。「芯の強さ」も強すぎてしまうと、柔軟性が無くなってしまう。時には「これ位でいいか」って考えるようにして、自分の幅を広げる。でも柔軟性を持たないとこの幅が狭くなって、考え方がワンパターンになってしまう。そうなると貧しい人間になってしまうと思います。ただし、自分で広げた幅でも「ここからは絶対にそれない」、そういう「芯の強さ」は必要だと思います。
イ : ありがとうございます。努力していこうと思います!

Q:武庫女生へのメッセージをお願いします。

篠 : さっきのイメージの話と繋がってきますが、若いうちに色々な経験をしてください。これは、色々な人とコミュニケーションを取ることで、色々な人の考え方を知るということを意味します。 それがさっき言った自分の幅、つまり包容力や柔軟性に繋がると思います。「こういう考え方でもいいんだ」とか、「こういう考え方もあるんだ」とか。特に皆さんは、これからかなり多様な人間と幅広く付き合っていかなくちゃならない。まさに死を前にしている人とも接しなくちゃいけない。そういう場面に出会ったとき、自分がどのくらい幅を持っているかでその人とうまく接することが出来るかが決まってしまうと思います。だから自分と仲のいい、居心地のいい人とだけ付き合うんじゃなく、色々な人と接してほしいです。
イ : アドバイスありがとうございます!しっかり頑張ります!

Q:受験生へのメッセージをお願いします。

篠 : 自分の夢を実現するために、大学を選んでほしいです。「大学に行って、ただ勉強する」というだけじゃなくて、「自分のしたいことや、夢を確かなものにするために行くんだ」という意識を持って大学に来てください!
イ : ありがとうございました!!

(2011年3月5日インタビュー)

先生

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