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2021.02.13
キャンパスライフ
健康生命薬科学科4年生による公開発表会が、厳重な感染予防対策の下で開催されました。

2月12日(金曜日)の午前9時半から、薬学部の浜甲子園キャンパスにおいて、健康生命薬科学科12期生による研究成果の公開発表会が開催されました。

今年度は、口頭発表とポスター発表が合わせて47演題でした。教職員、大学院生、学部生を中心に、多くの方が発表を聴くために集まりました。

 

開会にあたり篠塚学部長より「今日は健康生命薬科学科の大きな目標、課題の1つである卒論発表会の日です。研究にあたって、様々な困難や問題があったと思いますが、それらを乗り越えて今日に至ったと思います。この困難に加えて、コロナという世界的にも困難な状況の中で、皆さんが研究を進めて発表するということは、皆さんにとって大きな勲章であると思います。今日は今まで培ってきた努力と能力を最大限に発揮して、発表に臨んでください。また、発表を楽しむことも大切にすることが達成感や充実感がにつながると思います。質問も積極的に行って有意義な発表会となる様、取り組んでください。」と激励がありました。

 

午前中の口頭発表では、パワーポイントによるスライドを使って、順次、研究成果を発表しました。今回の発表では、抗腫瘍活性化合物6-TMNQの作用機序解明のための生物有機化学的研究、植物の新機能成分に関する研究、STAT5によるGATA1プロモーターを介したエネルギー代謝調節についての基礎的検討、乳がん悪性化機構とその攻略因子、気相下での角層アミノペプチダーゼの性状解析及び保湿剤の影響など、多岐にわたる分野・領域における成果の発表を通して、薬学部ならではの充実した研究、議論にふれることができました。

発表した学生は、多くの聴講者の前でも落ち着いた様子で、限られた時間の中で十二分に研究成果を発表することができました。発表後には会場から多くの質問が投げかけられましたが、適切で丁寧な応答が印象的でした。

なお発表会は、座席間隔を空け、演者や質問者ごとにマイクを除菌するといった、厳重なコロナ対策の下で開催されました。

 

11時25分からは、ポスター発表が行われました。研究成果をまとめた大きなポスターに、多くの参加者がじっくりと見入っていました。いずれのポスターも、研究成果が分かり易く伝わるように工夫され、卒業生の努力の軌跡がしっかりと伺えるものでした。

 

ポスター発表の場合、口頭発表とは異なり、発表者と聴き手が物理的にも心理的にも近い距離でいろいろ議論できるのが醍醐味のひとつです。各ポスターの前では、卒業生が今まで努力し、培ってきた経験や解明した研究内容を、落ち着いた対応で熱心に演説していました。

今年は感染症対策のため、質疑応答は質問用紙を用いての対応となり、対面でのディスカッションを行うことが難しい状況でしたが、卒業生の発表を聞いて、積極的に質問用紙に疑問点や関心をもった内容などを一生懸命書き出している学生の姿が多く見受けられました。質問の回答は、後日来聴者に回答する予定ですが、4年生自身の言葉でじっくり説明したりすることで、来聴者もより理解が深まることでしょう。

またポスター発表でも、発表者と来聴者との距離を十分に空け、万全の感染症対策を施したうえ実施しました。

 

発表会を通して課題を成し遂げたという経験や達成感が、学生たちにとって大きな自信に繋がったことでしょう。それを表すかのように、発表会を終えた学生たちは、とても清々しい顔をしていました。この小さな研究者たちが、将来色々な領域で大きく飛躍することが心から期待されます。

スライドでの口頭発表。しっかりと自分の成果を発表できました。

発表に対して、質疑応答も活発に行われました。

質問にもしっかりと対応し、的確に答えることができました。

これまで努力して得られた研究成果を存分に発表することができました。

今年は感染症対策のため演者と来聴者の距離を保ちながら発表会が執り行われました。

ポスター発表での質疑応答は質問用紙に記載しました。積極的に質問内容を書き込む姿も見受けられました。

 

 

 

【薬学部広報委員】