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薬用草木データベース

ウメ

Prunus mume Sieb. et Zucc

名前 ウメ
学名/科名 Prunus mume Sieb. et Zucc
生薬名 烏梅(うばい)
薬用部位 未熟果実
薬効 解熱、咳止め、風邪
産地 原産は中国中部

漢方薬では燻蒸(くんじょう)して真っ黒になった実を烏梅(うばい)といい、健胃、整腸、駆虫、止血、強心作用があるといわれる。煎液は、風邪や咳止めに効く。核の中の種子には青酸配糖体(アミグダリン)が含まれる。 アンズの近縁種であり、容易に交雑する。 花を観賞するほか、果実を梅干し、梅酒、梅酢、梅醤やジャムなどにして食用とする。現在、花見といえばもっぱらサクラの花とされているが、しかしウメよりサクラがより愛好されはじめるのは、平安時代中頃からのことである。

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