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研究室と教員

化粧品科学研究室

 化粧品は身近な存在で、私たちの肌を健やかに保ち美しく彩るだけでなく、気持ちを前向きに心豊かにしてくれるものです。健康な時だけでなく、病気になった時でも、毎日お世話になります。そのモノづくりは、薬学は勿論のこと、界面科学などの化学・物理学、皮膚科学などの生物学など広範な科学技術に支えられています。

 当研究室は2019年4月にオープンしました。化粧品が私たちの肌をどのようにして健やかに保ってくれるのか、美しくしてくれるのかを探求していきます。特にインターフェイスである皮膚について注目して、(1)化粧品の有用性に関する研究、(2)角層を用いた皮膚評価法に関する研究に取り組みます。また、化粧品関連企業との連携も重視し、共同研究などを通じて化粧品のモノづくりに関する実務型の応用研究も進めます。これらの活動を通して、化粧品のサイエンスを追求し、人々の健康に貢献していきます。

 Made in Japanの化粧品が世界的に人気です。高品質なだけでなく、機能性や使い心地など高い付加価値によるものですが、その背景には、化粧品を科学し研究開発に反映させる総合力があります。一方で、化粧習慣はそれぞれの時代の文化的背景や技術の変遷を経て、現在に至っています。少子高齢化やIoTが加速する未来の化粧習慣を先取りして、武庫川女子大学発のサイエンスに裏付けられた化粧品のトレンドづくりにチャレンジしましょう。