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研究室と教員

医薬品化学研究室(薬化学 II)

生物活性天然化合物や医薬品合成を目的とした有機合成化学的な研究を展開しています。その中で、環境に優しく、高い選択性をもつ効率的な新規合成手法の開発も行っています。 <詳細> 植物に含まれる生物活性成分のうち、抗腫瘍活性を示す Rhinacanthins や Lantalucratinsと呼ばれるナフトキノン骨格含有天然化合物の化学合成を行っています。また、それらの化合物を誘導体化(低分子化)して構造活性相関を見る等、医薬化学的研究も展開しています。 パラジウムやルテニウムなどの遷移金属を触媒として用い、これまでにない新しい反応を見つける研究を行っています。またそのような触媒反応を利用した、医薬品や生理活性化合物中に広範に存在する「複素環化合物」の合成を、特に重要な研究課題として位置付け,取り組んでいます。 コンプライアンス改善あるいは向上にむけた医薬品の有機化学的な取り組みも行っています。たとえば既存の非経口医薬品のプロドラッグ化を行い、血中において活性型に変換して有効性を上げる、あるいは副作用を軽減して経口可能にするなどの医薬品の開発を行っています。生物活性天然化合物や医薬品合成を目的とした有機合成化学的な研究を展開しています。その中で、環境に優しく、高い選択性をもつ効率的な新規合成手法の開発も行っています。