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よくあるご質問

Q研究者を育てるための取り組みを教えてください

研究者の育成を重要な教育目標のひとつとしている健康生命薬科学科では、入学直後から授業や実験を通して研究の面白さを感じられるような工夫を取り入れています。具体的には、実習科目である『創薬体験学習Ⅰ』では、アスピリンの合成を行います。また『創薬体験学習Ⅱ』では、自分で合成したアスピリンの効き目を確認します。このように、見たことはあるけれど、高校では実験設備が無いために体験出来なかった身近なテーマで、実験の基礎を学びます。また、化粧品の研究現場や、製造現場、あるいは製薬工場、空港・港湾の検疫所を訪問して、実際の現場の様子を見学し、将来のキャリアについて学ぶための契機とします。
3年生の前期からは研究室に入って卒業研究に取り組み、研究の基本を学びます。
大学院の修士課程では、与えられた研究テーマに基づいて実験や解析を行い、結果を考察して研究成果をまとめ、それらを学会などで発表できる研究者としての基礎力を養います。
さらに、博士後期課程に進むと、自分で実験計画を立案して研究を進め、新しい問題点を見つけ出して研究を発展させ、その成果を研究論文にまとめることができる力を身につけます。
これらの課程を修了して論文審査に合格すると、博士の学位が与えられて一人前の研究者としての第一歩を踏み出すことになります。卒業研究以後、研究室で行われる研究者を育てる課程では、指導教授を中心とする研究室のスタッフが一対一で丁寧な指導を行います。