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2018.02.06

大学院修士課程を修了した社会人大学院生の修了生発表会が開催されました。

 2月3日(土曜日)13時より、平成29年度大学院 薬科学専攻修士課程(社会人学生)の修了生発表会が、薬学部(浜甲子園キャンパス)にて開催されました。

 本学の修士課程では、研究室に在室して2年間研究を行う一般コースのほかに、社会人を対象とした社会人選抜のコースがあります(詳しくはこちら)。

 大学の修士課程には、卒業後、医薬に関連する職業(医療機関、製薬企業など)に就いており、修士(薬科学)の学位取得を目指して、就業を継続しつつ大学院で勉学される方がたくさん在籍しています。本学の社会人修士課程は長い歴史があり、授業も夜間や土曜日を中心に開講され、現職と両立しやすい環境が整っています(時間割例はこちらページの下部)。修了生は、その後も現場の第一線で活躍されています。

 これまでに多くの修了生(大学院を終えて修士の学位を取られた方)を輩出しており、そして毎年、修了生の中から二人お招きして講演して頂いています。今回も、病院薬剤部に所属するお二人から活躍の様子を聴講しました。

 まず、済生会中和病院 薬剤部の志野訓之先生より「AMR対策の実践」と題してご講演いただきました。
 AMRとは、"薬剤耐性"のことです。薬剤耐性菌が世界的に増加する一方で、新たな抗菌薬の開発は減少傾向にあり、国際社会でも大きな課題となっています。このままでは、近い将来には治療に必要な抗微生物が枯渇し、薬剤耐性菌により亡くなる患者が増えることが懸念されます。そこで日本でも薬剤耐性(AMR)アクションプランが厚生労働省により策定され、「適切な薬剤」を「必要な場合に限り」、「適切な量と期間」使用することを徹底するための運動が展開されてきました。
 この対策の中で、薬剤師への期待は大きく、済生会中和病院では抗菌薬適正使用支援チーム(AST)を結成し、活動されていると報告がありました。ASTでは、抗菌薬の使用を制限するだけでなく、抗菌薬の治療効果を最大限に引き出すために抗菌薬の種類、投与量、投与方法、投与期間の最適化を行い、徐々に成果が出てきているというデータを紹介して頂きました。薬剤師がASTの中心として職能を発揮しご活躍されている姿に、会場の学生や教員も刺激を受けました。

 続いて、森之宮病院 診療技術部 薬剤科の植田 愛先生より「『持参薬鑑別ツール』導入による病棟薬剤業務の変化について」と題して、ご講演を頂きました。
 入院患者の多くは普段服用している薬を持参しますが、その持参薬の鑑別は、薬剤師が行うことが多くあります。森之宮病院では手書きで持参薬鑑別管理表を作成していましたが、種々の問題があったため、Excelソフトを用いた鑑別ツールを作成して導入されたと報告がありました。新しいツールの導入により、「鑑別に要する時間が短縮でき、またより安全かつ効率的に鑑別を実施できていること」、また「病棟薬剤業務に従事している薬剤師が病棟業務やカルテの閲覧に時間を費やせるようになり、患者の薬剤管理のために貢献できていること」が明らかとなったと発表がありました。忙しい日常業務のなかで課題を抽出し、改善策を見出すことで、さらに良い医療を提供するために惜しみない努力をされていることに感銘を受けました。

 会場には、教員、大学院生や病院や薬局実習を控えた学部生が聴講におとずれました。医療の現場で働く先輩薬剤師の先生方の講演を聴いて、次に続く薬剤師に何が必要かをしっかりと理解するとともに、その活躍に刺激を受けたことでしょう。

 最後になりましたが、修了生のみなさまの益々のご活躍をお祈り申し上げます。

【薬学部広報委員】


済生会中和病院 志野先生のご講演
森之宮病院 植田先生のご講演
臨床現場でのお話を伺う貴重な機会でした。フロアからも多くの質問が寄せられました。

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